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「服も汚れているね―…」
「ほんと……それに破けてる……」
所々、スーツが擦れて破れてしまっている。補修するのは無理かな……
これでまたクローゼットが寂しくなる。
「―…先にお風呂に入ってくるね」
「じゃあ、俺が洗ってあげる」
「それは……でも……」
「迷惑?」
切なげな瞳で、声で、そんな風に聞かれて、
「ううん……」
私は首を横に振ってしまった。
頬を冷やしてくれた氷を置いて、悠馬が私のジャケットのボタンを外して脱がせてくれる。
次はブラウス。
一つずつ丁寧に外されると、ブラジャーと素肌が見えてくる。
「手―…擦りむいてる」
「ちょっと擦って皮が剥けただけ……血は出てないわ」
そして、
「足も―…」
「うん……」
伝線してしまったストッキングも脱がしてくれる。
スカートの中で悠馬の手が素肌に触れる―…
跪く様にして、片足ずつ優しく脱がせてくれる。
スカートのホックも外されて、ジーッ……とジッパーが下されると、
私はブラジャーとショーツだけの姿に。
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