23、救イ

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「服も汚れているね―…」 「ほんと……それに破けてる……」 所々、スーツが擦れて破れてしまっている。補修するのは無理かな…… これでまたクローゼットが寂しくなる。 「―…先にお風呂に入ってくるね」 「じゃあ、俺が洗ってあげる」 「それは……でも……」 「迷惑?」 切なげな瞳で、声で、そんな風に聞かれて、 「ううん……」 私は首を横に振ってしまった。 頬を冷やしてくれた氷を置いて、悠馬が私のジャケットのボタンを外して脱がせてくれる。 次はブラウス。 一つずつ丁寧に外されると、ブラジャーと素肌が見えてくる。 「手―…擦りむいてる」 「ちょっと擦って皮が剥けただけ……血は出てないわ」 そして、 「足も―…」 「うん……」 伝線してしまったストッキングも脱がしてくれる。 スカートの中で悠馬の手が素肌に触れる―… 跪く様にして、片足ずつ優しく脱がせてくれる。 スカートのホックも外されて、ジーッ……とジッパーが下されると、 私はブラジャーとショーツだけの姿に。
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