封印

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「上等じゃの。 聞いただけでこれだけの作戦が練れるとはのう。 感心したわい。 儂もまだまだ動けるで、張り切らねば。」 「出発はいつ?」と神崎に聞くと、 「一つづつでしたら今からでも良いのですが、 片寄られては困るので一気になのでしょう? でしたら明日でも...」「ダメじゃ」 「え?」 「儂の体の心配ならば心配は無用じゃ。 緑の方にはまだ幼子がおるで、心配での。 できる限り早く助けにいってやりたい。」 「今から行きますか?」 「ローズ様。」 「テレパシーで連絡はとれるのよね? だったら問題はないわよ。 ........アルも連れてくわ。」 私どももと伯爵もおじいさんもいってくれるがここが手薄になってしまう。 「フレッドはこの屋敷は家族で守りなさい。 何名か置いては行くけど、常に状況報告! 私フレッドなら大丈夫な気がするんだ。」 「御意」 「チョコのこともおねがいね。 で?白は?」 「俺も構わん。 他のドラゴンも同じだ。 今回に限りお互いの境界線を越える許可がほしい。」 「とっくに済ませてあるし、連絡があれば何時でも解くさ。 黒以外はな。」 「じゃぁ準備していきましょうか。」とアルを呼ぶ。
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