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神崎にフレッドを任せ、アルと話をする。
「私と一緒に来て。
神崎だけじゃこの力のことはわからないと思うし、
練習はしてきたけど、まだ30m先までしか透視できない...」
「早いな。
他にできることは?
光の玉投げたりとか、白に言われて剣にしたり、ブーメランのように飛ばしたり。
小さいものなら持ち上げて投げれるくらいにはなったけど。」
「王にしかできないことだ。
他にもまだできることはあるが、今は身を守ることに専念した方がいいかもな。
vampireを殺したことは?」
「あるわけないじゃん!」
「これからはそうもいかなくなる事も増える。」
「........準備って何がいるの?」
「杖だけで良い。」
「それだけ?」
「他の王もそうだろう。
杖を媒介にしてその力を使うんだ。」
「やったことないんだけど?」
「自然にできる。
できそうなことは教える。
背後は任せてくれ。
俺も王族の端くれだ。
幾分かは役に立てると思ってる。」
お時間ですといわれ、外に出るが、
緊張は隠せない。
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