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恥ずかしさをまぎらわそうとして、別の事を考える。
そうだ、今日は録りだめしていたドラマを見る予定だったんだ。
「安藤君、私帰らなくっちゃ」
「あ、すみません」
私から離れた安藤君に「ばいばい」と手を振ると、安藤君も手を振り返してくれた。
もう関わることはないと思うけど、可愛かったな。
明日、香ちゃんに自慢しよう。
『いいなー』って羨ましがるだろうな。
ぎゅっとしがみついてきた安藤君を思い出しながら、幸せな気分で家に帰った。
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