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「安藤君、もう大丈夫だから」
私の腕にしがみついたまま目をつぶっている安藤君の頭を撫でた。
やっぱり、触り心地いいな。
しばらく撫でていると、落ち着いたのか、安藤君が顔を上げた。
「先輩といると安心します。
そう言って、ぎゅっと抱きついて、頭をぐりぐり擦り付けてくる。
犬みたいで可愛い。
けど、これって恥ずかしいんだよね。
安藤君は気づいてないかもしれないけど、頭をぐりぐりしてるの私の胸だから………。
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