トンボ ③

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その宮司は学生服姿の二人組(私達)を見てもさほど気にする様子もなく 「社会科見学かね?」 と笑って話しかけて来た。 私とめぐみは「あはははっ♪そんな所です」と適当に相づちを打って話を合わせた、何しろ学校サボって神社に来ましたなんて言えるはずもなく私は適当にスルーしたかった、 しかしながらそうはならなかった 宮司は「ま~立ち話もなんだから中に入りんさい」 そういって私達を中に招き入れた。 私「おいおい爺さんのペースに合わせて大丈夫かよ(コソコソ)」 めぐみ「しょーが無いでしょ!何か有力な情報聞けるかもしれないから ここは黙っていう事を聞きましょ(コソコソ)」 私「御意、」 めぐみ「何よ "ぎょい"って?なんかの魚?」 私「だ~そんな事気にせんでいいから早く中入れよ」 神社の中に入るとそこはシーンと浄化された厳かな雰囲気がする所だった(当時) 私達は神棚を前にして座りしばらく待っていると爺さんが(宮司)お茶を持って現れた 宮司は「たまには年寄りと話をするのもいいもんじゃぞ」 その後めぐみと私は宮司と世間話をしばらく続けた もちろん真っ先に"どんぐり"の話をしたがこれといって有力な情報は得られなかった それから5分ほど経ってめぐみは何気に神社の名前について尋ねた、 すると以外な事実が判明した
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