2. 少年、慶介の日常

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だけど、僕の日常はまだ終わらない。終われないんだ。 僕が帰って来てから夕方ごろになるとまず、母親の麻子さんからの嫌がらせが始まる。 「あんたなんか邪魔な存在でしかないのっ!もう、死んでよっ!死んじまえよ!お前みたいなやつ引き取るんじゃなかった!」 そうして、繰り返される暴力。 僕はそれが嫌で仕方がないのだけれど文句を言うことはできない。それは、麻子さんの言う通り僕は引き取られた。いや、拾われた人間なのだから。
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