唐突

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もし、すべての言葉を表せるものなり、人があるとすれば、それは自分だろう。 自分だけが自分のことをよくわかっていて、自分だけが自分を裏切らない。 自分を裏切ってもその結果は変わらないので、それを裏切りとは呼ばない。 僕はここに、殺人オフ会を紹介したかった。 僕なりの興味と、狂気を殺しみたかった。 それはもうかなわない。 現代社会の抑制力は僕の体にもちゃんと効果がある。 具体的には、エブリファイやドグマチールという処方箋だ。 これらは、僕の異常な思考、とまではいかないが普通ではないような思考をきっちり抑えてくれる。 1780円くらいで、僕は普通になってしまった。 そんな世界を、僕は何と思っているのだろう。 生きてきて24歳になる僕は、まだ自立もしていない。 実家に寄生しながら両親の働いたお金で電子タバコを吸っている。 そしてその味は甘い。 何かがどこかで間違った。 そう断言するのは簡単だった 何かのせいにすれば、きっと自分は人生を語るのだろう。 そうすれば、死なずに済むのだろう。 だから僕はこう言うんだ。 やはりあの時、僕は死ぬべきだったんだと。
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