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 視線を落とすと春樹のズボンがパンパンに膨らんでいる。そっとファスナーを降ろし、下着の中から窮屈そうにしていた物を取り出してやると、起ち上がった部分の先端から、蜜が滴り落ちるのが見えた。ここぞとばかり、俺は視線を落としたまま胸の尖りを弄った。 「智樹さん、見てるだけじゃ嫌っ。そっちも弄って・・・。」  春樹は潤んだ瞳で訴える。 「何だ、もう降参か?」  春樹は俺をキッと睨むと、再び俺を押し倒した。 「もう!!」  春樹は脱ぎかけのズボンと下着を一気に脱ぎ捨て、俺の上に跨った。そのまま俺の起ち上がった物を後孔に押し込もうとした。 「馬鹿、春樹。まだ馴らしてない!!」  俺の言葉もきかず、春樹は腰を落とした。 「い、痛い。」  春樹は無理やり押し込もうとして立ち往生している。 「そらみろ。」 「智樹さんが意地悪するからだろ。どうにかして・・・。」 「悪かった、もう焦らさないから抜け!!このままじゃ俺も痛い。」  言う事だけは一人前になったが、技術的にはまだまだだな。  俺はそっと春樹を持ち上げ無理に繋がろうとした部分を抜いた。春樹は脱力し、俺の太股の上にへたり込んだ。俺は起き上がり、春樹を抱きしめたまま、テーブルの上の食べかけのケーキのクリームを掬うと、春樹の後孔に塗り込めた。 「智樹さん!!そんな物塗らないで!!」  春樹は俺の腕を掴んで抵抗した。 「しょうがないだろう。ここには何の準備も無いんだ。」 「ベ、ベッドに行きましょう。あそこならっはぁっ・・・。」  俺は構わず後孔を弄った。 「春樹はもう、ベッドまでもたないだろう。」 「んっんんっ・・・あぁ。」  春樹の意識は次第に快感に呑まれていった。
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