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「アタシ、ミガズリーのチョコバーが食べたい。家を荒らしまくって、チョコバーをくれないかぎり暴れまくろうと思うの。いい考えでしょー?」
シナー姉さんが舌を出して、べろべろと言った。
キム姉さんのギャハギャハという笑う声といっしょに、関節の骨がぎしぎしと興奮した音を立てた。
「あんたはどうするの、キャシー」
シナー姉さんがあたしに聞いた。
「あたしは人間に混じってお祭りを楽しむわ」
ハロウィンの夜は特別だ。
なんていったって、人間に一番近づける日だから。
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