491人が本棚に入れています
本棚に追加
思春期の
子どもじゃあるまいし、
好きとか嫌いって言葉に
頼るつもりなんてない──。
そんなふうに
ドライに自分の甘えを
断ち切ろうと
無意識に決めるのは、
“おとな”の
どの段階なんだろう。
恋愛なんだから、
好きなんだから、
お互い多少の
甘えや迷惑はあって当然。
頭では思うんだけど。
この10年ほど、
そう思うことさえ
どこか他人事だったような
気がした。
恋人というフィールドに
立ってしまえば、
本当に
普通のことだと思う。
けれどそこに立つまでに
いくつもの手続きが
必要になるのが、
きっと大人の
面倒くささなんだと思う。
.
最初のコメントを投稿しよう!