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「木下さん。何があったのか教えてくれる?
犯人をこのまま反省室に入れる訳にはいかない。
すぐに先生に連絡するから」
後ろを向いたまま、木下さんに話しかける。
「……わからないの……
朝起きたら、服が脱がされていて……
でも、そんな事をされた記憶もないの」
私と佐々木さんは思わず振り返って、木下さんを見た。
覚えもないのに、服が脱がされていたなんて、そんな事があるの?
「怪我もしてないようね。
身体に何か違和感がある?」
佐々木さんが、木下さんの身体をじっと見ながら話しかけた。
木下さんは泣くのをやめ、自分の身体を見ている。
「違和感?ないよ」
「良かった。襲われた訳じゃないのね」
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