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「ちょっと木下さんに話してくるね。
里中君が犯人じゃないなら、ずっと廊下に居させるわけにはいかないから」
ドアを開けると、木下さんは布団の中で震えていた。
「諏訪さんの話聞こえたよ。
本当に青葉学園がそんな事を……」
佐々木さんはそう言って、目を背けた。
私だって、信じたくない……
「ねえ、【リトル梨沙】本当の事を教えて。
あなたは本当は全てを知っているんでしょう?」
スマホを両手で握りしめながら、【リトル梨沙】に話しかけた。
いつもはよく話す【リトル梨沙】は今は口をギュッと閉じて何も答えてくれない。
答えないという事は、私の考えは合っているという事なのだろう。
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