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「木下さん。
やっばり里中君は犯人じゃない。
きっと、青葉学園の陰謀なの。
今、仲違いしていたら青葉学園の思うままになっちゃう。
里中君と隼人君、反省室に入ってもらってもいいかな?」
布団の中で震えている木下さんに声をかけた。
木下さんは布団の中で頷いている。
「ありがとう」
木下さんにそう言って、反省室のドアを開けた。
里中君と隼人君は布団から出られない木下さんを見て、反省室の入り口近くに立っている。
「もうそろそろ朝食が運ばれてくる時間よ。
木下さん以外の布団は片付けましょう」
佐々木さんの言葉に反省室の時計を見ると、針は8時少し前を指していた。
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