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用務員さんは訝しがりながらも、それ以上は何も言わず反省室から出ていった。
「食べてから、これからの事を考えよう」
隼人君がみんなに声をかける。
木下さんは布団の中から出てこない。
「梨沙ちゃん、佐々木さん、木下さんの朝食は用務員さんが食器を下げにきても、置いておいてもらえばいいから。
とりあえず、先に食べよう。
そして、今後の事を考えておかないと大変な事になる気がする」
隼人君に言われても、木下さんのそばから離れられない私達に、木下さんが布団から少し顔を出して、「食べてきて。私も後で食べるから」と言い、またすぐに布団の中に顔を隠した。
「わかった。先に食べるね。
木下さんも落ち着いたら食べようね」
私と佐々木さんはテーブルにつき、4人で朝食を食べ始めた。
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