2410人が本棚に入れています
本棚に追加
「青葉学園の誰が薬を入れたの。
校長先生?」
気になっている事をみんなに聞いてみた。
「校長先生が何も知らない事はありえないだろうな。
ただ、この前官房長官が来てただろ?
もっと、政治的な事が絡んでるじゃないかな。
俺たちをスパイにする為、人を信じないようにするとか………」
隼人君の話に、みんながシーンとなる。
たかが一高校生が政治的な陰謀に巻き込まれるなんて……
「私達、無事に卒業出来るよね?」
佐々木さんが不安そうに言う。
大丈夫よ。とは言えなくて、何も答えられない。
「みんなで信じ合えばなんとかなるさ。
今回だって、みんなが疑心暗鬼になれば、大変な事態になってただろ?
今大事な事は信じ合う事だと思う」
隼人君。その通りだね。
もし、里中君を疑ったままだったら、里中君を先生に突き出していたから。
最初のコメントを投稿しよう!