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「みんなが信じてくれたから、反省室に入れた。
ありがとう。
俺も、何があっても決して疑わないから」
「うん。みんな仲間だから。
お互いに信じ合おう」
私が言うとみんなが頷いてくれた。
こうして4人の意見がまとまった時、木下さんがゆっくりと布団から出てきた。
「私も信じるから。
里中君、疑ってごめん」
恥ずかしそうに下を向きながら話す木下さん。
里中君は顔がパッと明るくなって、木下さんの手を握ろうと手を伸ばす。
「いや!」
木下さんがさっと手を引っ込めると、里中君は気まずそうに手をポケットに入れた。
「あっ、ごめんなさい。
そんなつもりじゃ……
思い出したら、触れられるのが怖くて、つい」
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