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だめだ。誰も助けてくれない。
このままだと隼人君になってしまう。
「隼人君はテストも100番以内だったし、イス取りゲームでも本当はイスを取れてた。
これ以上隼人君に負担をかけたくない。
今回だけは私に残らせて!」
必死で隼人君に訴える。
「梨沙ちゃん、女の子を1人にさせるなんて出来る訳ないだろ。
俺に任せろ」
いくら訴えても隼人君は聞いてくれない。
みんな聞いているはずなのに、誰も何も言わない。
「さあ、決まったら勉強やろうぜ!」
隼人君が明るく言うほどつらくなる。
「ごめんなさい」
木下さんが呟いているのが聞こえた。
きっと、みんな気持ちは一緒なんだろう。
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