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私は、食べようと箸を動かすけど、喉を通らない。
涙が溢れそうになるのを必死で我慢していた。
私が泣けば、隼人君をもっと苦しめるから。
1時半過ぎから、ずっと時計を見ていた。
秒針の音がまるで死刑台への足音のように聞こえ、頭の中に、隼人君が1人寂しく反省室にいる映像が浮かぶ。
隼人君の顔を見ることが出来ない。
「後3日間反省室で過ごす幸せな人は決まったかね?」
ちょうど2時に放送が聞こえてきた。
「俺です」
隼人君が手を挙げる。
「山口隼人か。
テストで100番以内だった君が反省室に残るのはおかしいだろう。
そんな事さえわからないとは……
君たち、仲間として最低だね。
山口を除いた4人は別々の部屋で監禁する事とする。
すぐに教師が行くから、そのまま待機しなさい」
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