7月

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「諏訪さん、気をつけて。 後、女の子はあなただけ」 「うん」 わかってる。 だけど、どう気をつけたらいいんだろう。 木下さんは寝ている間に服を脱がされ、佐々木さんは寝ている間に椅子に縛られた。 2人とも、そこまでは記憶がないらしい。 薬? 「佐々木さん、夕食を食べた?」 「怖かったから、お茶を飲んだだけ」 佐々木さんは夕食を食べてない。 じゃ、お茶に薬が入ってたの? お茶すら危険なのか…… 明後日には解放される。それまで夜ご飯を食べなければ…… 夜じゃなくても、薬を入れられれば眠ってしまう。 私しかいない部屋。 いつでも、私を襲うことは簡単な事に気がついた。
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