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「諏訪さん、大丈夫?」
佐々木さんが声をかけてくれる。
だけど、私は返事も出来ない程の恐怖に襲われていた。
この前、理科室で加藤君に暴行されそうになった事を思い出す。
絶対嫌……
隼人君、助けて!」
目の前にいない隼人君に呼びかけた。
「梨沙ちゃんは俺が守るから」
隼人君の声が聞こえる。
これはただの幻聴。
テーブルの上に準備された朝食、全てに薬が入っているように思える。
1日何も食べず飲まずとはいかない。
それなら、朝ご飯と昼ご飯は食べるべき。
木下さんも佐々木さんも、夜に誰かが部屋に入ってきたんだから。
そう思っても食べられない。飲めない。
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