姫なんだけど

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ある国の城の書庫にひとりの女の子がいました。 その子は大人でもよみきるのに何日もかかるくらい 厚い本とにらめっこしてました。 「はぁー、つかれた。さすがにこの量読むのには時間かかるわね。」 「小さい頃から読んでるけど、まだ読めてない本がたくさんあるからすごい、この書庫」 「さて、そろそろ町にいくか、時間だし」 そういいながら女の子は、立ち上がりスキップしながら、城の回りに広がる町に出て行きました。 この国はリトリスという名で世界的にも兵力、商業、医療で知られている国である。 また、国のある森では貴重な薬草の栽培やドラゴンが住むなど共存し生活している。 そのため他の国々はリトリスと同盟や協定を結ぶなど敵対しないようにしていた。 「んー今日もにぎやかだなー市場は」 そういいながらスキップし、あるひとつの店に入った。 「店長ー!コーヒー1つおねがい!」 その元気な声は店のなかに響いたが、店内はひとりの老人以外他に誰もいなかった。 「はいはい、姫さま。いつものコーヒーミルク多めですよ」 「んー、ほんと美味しい店長のコーヒー。さすが」 「それで今日はどのような要件でいらっしたんですか?」 「店長は知ってると思うけど、帝国の目的と動きについて知りたいの。 軍を整えたり、隣国の国境に兵を送ったり最近動きが活発になってきてるから、うちに戦争を仕掛けてくる日も近いかもしれない」 「やばりご存知だったのですね。そうです、帝国は我が国に戦争を仕掛けようと軍備をととのえています。 しかし目的がわかりません。 帝国は土地も大きく、人口も多いですが、わざわざ離れているわが国を狙う意図がわかりません 動きはまだ、間者をしのばせている程度で、軍事態もわが国にははいってきていません。」 「そう、国境付近であやしな連中が変な動きをしていると報告があったから、嫌な予感がするの」 「そうでしたか、それではわたしが国境付近で起こっていることを調べてきましょう」 「店長ありがとう!またくるわね」
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