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 明るめの茶髪をウルフヘアーにしており、黒いジャケットにドクロがプリントされた白いTシャツを着ている。下は、ダメージジーンズを履いていた。これまた拗れた格好をしている。 「おい、陽希。ここは定食屋でもお前の家でもねぇんだぞ」 「分かってんよ。ちゃんと払ってるだろ? 代金」 「前回の分は、な」  毎日の如く、陽希はここに朝食を食べに来ていた。しかし、毎度代金を払うことなくツケとして溜め込んでいる。その額は、すでに諭吉さんが必要なぐらいになっていた。昨日、来たときは珍しく代金を払ったが今回もとはいかないだろう。 「大丈夫、今日も払うよ」 「お? どうしたんだ? 昨日といい今日といい…………。なんだ、お前死ぬのか?」 「ちょ、縁起でもねぇこと言うなよな。ちょっと臨時収入があったんでな。それでだ」
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