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「んじゃ、俺行くわ」 「ああ、逝ってこい」 「『行く』の字が違うぞ! 俺は死なねぇ!!」  騒々しい奴が出ていき、物寂しい静けさが訪れた。食器とカップを洗い、棚に戻す。  テレビを見ると、まだバラバラ殺人事件について語っていた。ここのところ、こう言った事件が頻繁に発生している。先程言っていた公園、ここからそう遠くない場所にある。近所でそう言った事件が起きていると思うと、外出を控えたい所だがそうも言ってらなかった。  昼食用のメニューの材料が切れかかっているのに気付き、謙次は仕入れに向かった。  本来、材料の仕入れ等は業者に任せる物だが、謙次は自分で集める事にしていた。  経費削減の為でもあるが、何よりも自分の手で仕入れた物を客に提供したいそういう思いもありそうしている。 「おう、謙次。仕入れか?」  近くの商店街にある八百屋に向かうと、店主の親父が顔を出した。
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