ぼくら・の・はじまり

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「じゃーなカズ!」 「じゃーねカズちゃん!」 「「 浮気すんなよ! 」」 俺をクラスまで送った後、双子はそれぞれ自分のクラスへ向かった。 「朝からラブラブだな。」 「…おはよー。」 クラスメイトの前原 信(シン)が、ニヤニヤしながら話しかけてくる。 「お前どっちと付き合ってんの?」 「…いや、付き合ってないから。」 「あ、あんまりコイツと喋るとあの双子に殺されるかもw」 シンは周りの数人のクラスメイトとクスクス笑いながら嫌な笑みを浮かべる。 シンもなかなかの美形男子で、あの双子を勝手にライバル視しているようだった。 そして双子と仲の良い俺はちょくちょくとばっちりを受けている…。
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