第1章

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「ばーか!」 こっちに満面の笑みを向けながら言ってくる。 イラッ。 「はぁ?ばかって言った方がばかなんですぅーー」 わたしもついヤツと同じノリで子どもっぽく返してしまう。 「俺がばかなら和泉はゴミだな?」 挑発的に右手の中指を立ててくる。 「違うもん、わたしは天才だから!」 言ってて恥ずかしくならないのか? やめて。恥ずかしいに決まってるじゃん。 「いやいや、和泉が天才だったら俺は神だわ。むしろこの世は神で溢れてることになる」
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