高校三年生

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「よっ!あゆみおれにシャ―ペンかして。」 隣の席の佐藤が言ってきた。こいつは、いつも、忘れ物すると、必ず私にかしてって言ってくる。 佐藤は中学から同じで、恵利も一緒だから、仲はいいと思う。 「またぁ?しょうがないなぁ、帰り何かおごってよ!」 佐藤とやりとりしていると、なぜかレイカと話していた翔哉がこっちをチラッと視線がむいて、私と目が合った。
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