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「ーっ龍の一族…王子様ですか」
「あぁ、気にしないでいい…私は王族とかどうでもいい…ただお前みたいな弱気者達を救いたいだけだ、まぁやれることは少ないが」
煙々羅がきょとんと首を傾ける、煙々羅の頭を軽く撫でる。
「煙々羅君の名前を教えて」
「あ、雅人…僕の名前は雅人」
ニッコリと少年改めて雅人が微笑む、
「龍黄様とお呼びしても…」
「ダメ」
泣きそうになる雅人に慌てた様に手を左右に振るう。
龍黄とは彼方の名前であり、此方では呼び方が違う。
「俺の名前は佐武流星だ」
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