第1章

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「くっ」 真っ黒な闇に真っ黒なマントに身を包んだ、少年が見えてはならない得体の知れないモノに斬り付ける。 イヤ実際は少年は扇状の様な物を振りかざしたかと思えば、見えてはならない得体の知れないモノがふっ飛ぶ。 ガザッー。 ギャーーーーーーーッ。 ギヤァーーーーーーーーー。 雄叫びに近い悲鳴を上げながら、チリチリッと得体の知れないモノは巨大な身体は黒く、瞳の色はピンク色というじゃっかんキモカワの容姿をしている。 「風よ・この者をしょう」 「ああ゛っ…やっ…」
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