第1章

6/24
前へ
/24ページ
次へ
「私の名において兄が見つかるまでこの世界に留まる事を許可し認めよう」 ふわっと少年の言葉がいい終ると化け物だった少年に光りが降り注がれる、キラキラと空気が眩しく光り輝く。 「さてと、お前人間だな」 少年が少女をギロリッと睨む、ビクッと少女は先程とは違う恐怖が襲う。 少女に向かって少年が祝詞を唱える。 「お前を今…除霊した」 「除…霊」 「お前憑かれ安い上に見える上に喋れる上に触れる…そんな4拍子も揃えているなんて人間は初めて見る、お前障れるぞ」 きょとんと少女は少年をみるが、少年はふーっと溜め息を付く。 その時空中からクスクスッと笑い声が響く。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加