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明日はアサリとハマグリ
中には入れないから
いつかまた食べましょう
その日までサヨナラ
喰い残すよ
味噌がつく位なら
何も気にしてくれなくて良い
魚はサッと茹でるの
それだけは解っているから
煮詰め合った馬刺しは
正しい判断じゃなかったね
せめて最後は土鍋に飾らせて
辛味噌・カラスミを溶かして
溢れるモノなのでしたら
そのしずくをもう一度
飲み干してしまいたい
凛とした辛味
喉に留まり続ける限り
貴方を味わわずにいられるでしょう
探してね
鯉は何処よ
甘い海老は熱に晒されたの
いつかまた買いましょう
その日までサヨナラ
鯉の事よ
鯵をくわえる毎に
一つずつ貴方を知って行って
更に出汁を加えて
一つずつ判らなくなって
味が消えて行くのを
夕日に喩えてみたりして
底に微かに残るチャウダー味
殻をひとつ剥いたタラバまで
蟹と名乗らすのならば
海の底で物言わぬ貝も入れたい
誰にも邪魔をされずに
海を食べれたら良いのに
貴方をひっそりと吐き出させて
諦めて
濃いところよ
淡い液体は私を切り裂くだけ
あと、塩を加えて
寂しい…大丈夫
…寂しい
ブリ・カニ・カエル
コクあるハマチ
主菜はワカメ
泣くも喚くも好きも嫌いも
あーあ…
許してね鯉どころよ
甘い海老は熱に晒されたの
いつかまた逢いましょう
その日までサヨナラ
悔い残るよ
新たに蕎麦とは
経験を確かに感じたけど
お腹を空かして
私は言いきったわ
喰い残すと
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