もう一人の探偵

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「何を話してたんですか?」 「いえ…お互いに頑張ろうって」 嘘だが。 「早く行こうぜ。冒険に時間取り過ぎて、晩飯に間に合わねぇなんて俺は嫌だぜ」 「浅葱さん…」 「それにさっき冷蔵庫ん中が見えたんだけどよ、すげぇいい酒が揃ってるんだよ」 「はぁ…全く…」 どこまでブレないのか、この人は。 「まぁ、日が暮れると危険でしょうし、行きますか」 「はい!」
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