四つの鳥居

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「何ですか?これ」 「ダウジングや」 「え?ダウジングって、こういうのじゃ…」 愛花は両手で拳を作り、肘を曲げる。 格好だけ見ればファイティングポーズっぽくも見えるのだが、如何せん愛花がやっている為、どう見ても小さく前へ並えにしか見えない。 因みに、学校では常に一番前らしい。 「それはロッド・ダウジングやな。これはペンデュラム・ダウジングや」 「ペン…?」 「ペンデュラム・ダウジング。つまりは振り子ね」 「へー…」
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