シンデレラレッスン9

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ガサガサと紙を机に広げる 「みいの、過去の学力の推移です 普通のやり方では、入れません!どんなに、いい塾にいっても無理です」 赤裸々に語られる自分のアホさに身が縮まる 「こちらが『凉影』レベルまで持っていき合格圏内に入れる為の仮のカリキュラムです ただ………………みいがひとりでこのカリキュラムをこなすのは不可能です 合格させるまで一緒に暮らし俺が勉強を教えます 」 「「「「「「ええ~~~~!」」」」」」 絶句する一同………… 「だから、普通にしていたら入らないっていったでしょ?」 しれっとするみつお君   う~~ん う~~んと考える大人達 「光雄さん?暮らすってどちらで?」 ユキさんが、おずおずときく 「俺のいえ「「駄目だ!駄目だ」」 お父さんが、えらい剣幕でわめく じゃあ、うち でだ!とお父さん いえいえ家でとみつお母 お母さんはワクワクし ユキさんはオロオロしている 結局、一緒に暮らす方向なのかなあ? ――――――――バンバンッ 机を叩く音に静まる一同 「では、倉田は『凉影』受験でいいですね?大人は、応援していくということですね?……」 哲っちゃんが優しく私をみる 「倉田?後の事はその時考えろ! 頑張ってみな?」 哲っちゃんが先生に見える~! そんな哲っちゃん先生をキョトンと見ているユキさんはみつお君のそれによく似ていた
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