シンデレラレッスン10

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お風呂に入り、和室でカリキュラムについて説明をきく お母さんが二人分お布団敷いてくれた 端に置いたテーブルに積まれた みつお君が選んでくれたテキスト! やる気出てきたぞ~! 「やる気になってるとこ悪いんだけど 今日は、おしまい 寝るよ~!」 「ええ~~」 「最初から飛ばさない!計画通りにすること」 「は~~い」 パチッと電気を消してお布団に潜りこむ お泊まり会以来……… 一緒にご飯食べて寝るのが新鮮でワクワクする みつお君をそっとみると こっちをじっと見ていた 「寝れない?」 みつお君の方に向くと 手を差し出される 手を繋ぐ時のサイン その手を握ると胸がきゅんとした 「みい、亜依さんどうしたの?」 ん~ ………………………………… この前、見た事を話す 「ねぇ、リョウ君に教えた方がいいかなあ?」 「ーーいや、ほっとけよ リョウ君勘がいいから気づいてるんじゃね?ってゆうか、相手の方が心配だなあ……」  え?…… 「ぶっ殺されたりして……」 「ち、ちょっと シャレになんないって~!」 はあ~と大きなため息をつく 「亜依ちゃんは、リョウ君が好きなんじゃなかったのかなあ……」 「あの人も鈍感だからなあ~! つーーか、みいは自分の心配しなさい!」 コツッてオデコを指でつつかれる お勉強ってことかな? 「は~~い」って返事をすると 呆れたように『もう、寝るぞ~』といってみつお君は目を閉じた
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