シンデレラレッスン10

7/9
前へ
/513ページ
次へ
「……………………………はあっ、はあっ、はあっ」 「強情だな……みいは…じゃあ………」 ベッドに組み敷かれリョウ君が 私の両方の腕を持ち上げてニヤリと嘲笑う 「きーやーーあーーーーアハハハハハッ」 脇の下コチョコチョ攻撃だ!? も、もうやめて~~! だけど、今日は泣こうが  お、お漏らししようが絶対言わない! 『黒髪サラサラ君』がぶっ殺されないためにも リョウ君を犯罪者にさせない為にもーーーたえろっ自分! 「ふ~ん?しぶといね」 腕の拘束はそのままだけど、 コチョコチョは諦めたらしい ーーーほっ…………ん? 私を組み敷いていたリョウ君の 体重がジワジワとかかってきた 「やっ………………!?」 リョウ君の片方の手が拘束を続けて 片方の手が私の顎を捕らえ 形のいい唇が耳に触れた 『ふっ』て息を吹き付けられ  身体がのけ反った 「くすっ………いい反応するな?  みい………………」 ちくしょ~~!睨みつけるが その直後、温かなものが耳に触る 「はっ?…………」 それは、ヌメヌメと水音をさせて 耳を蹂躙してきた 初めての感覚に身体が悲鳴をあげる ガクガクする私を許さず 尚も自由にうごめいている 「やっ…ん!……んっ」 思わず出てしまった声 リョウ君はピクンと肩を揺らし 私の顔を覗きこんだ 「……お前、何て顔してんの?」 …………………………し、知らないよ~!
/513ページ

最初のコメントを投稿しよう!

297人が本棚に入れています
本棚に追加