297人が本棚に入れています
本棚に追加
―――――何でも出来て、優しく
格好いい
みいの自慢のお兄ちゃん
「おね…がい……やめ…て!」
シャツのボタンが外され
露になった肌に
大きな手が 唇が
這っていく
思わず、のけ反った身体に
容赦なくその手が
甘いしびれをもたらせた
「やあっ あっっ 」
『かわいい声……きかせて?
……………そっくりな声…
もっと…………………………」
―――――『亜依そっくりな』?
ーーーーーーーー
「ーーーーキスだよ」
涙がポロポロ出てくる
リョウ君は手を止めて私を眺める
「亜依ちゃん、キスしてたよ!」
どうするんだよ~!リョウ君!
っってわんわん泣いた
リョウ君は、私を優しく起こしてくれると シャツのボタンを閉めてくれた
『…………………ごめんな?みい
もう、お前を守ってあげれなく
なるかもしれない』
――――――――リョウ君は淋しそうな顔して
優しく抱きしめてくれた
ーーーーーリョウ君と過ごした幼かった日々が
その日終わった
最初のコメントを投稿しよう!