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うわ~凄い~!
みつお君ちの車?
黒い車体がピカピカと間抜け面の
私をくっきり写している
運転手さんがドアを開けてくれた
「じゃあ、みい母さん行ってくるね
帰りは明日になるけど、チャイムが
鳴ってもすぐにドア開けないんだよ?」
まるで『七匹の子やぎ』のお母さんのようなみつお君の台詞にーーハイハイとニッコリ笑うお母さん
「たまには、羽伸ばして楽しんできてね?みつお君、みい…よろしくね?」
運転手さんにも深々と挨拶しメチャクチャ恐縮されていた
お母さんは、みつお君から聞いてたのかな?
私、何処行くかきいてないからTシャツにハーフズボンとかなりラフな格好 大丈夫かなあ?みつお君もTシャツにジーパンだからいいのかなあ?
「あの…みつお君?お泊まりなのかなあ…私何も準備してないよ?」
「大丈夫 俺に今日はまかせて?」
優しく車に誘導してくれるみつお君
ラフな格好してるけど洗練された流れるような姿
その姿は『王子様』
おとき話でしか見た事ない
その人が私に優しく微笑んでくれた
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