シンデレラレッスン11

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車内は動いているのかわからないほど静か まだ午前中だというのにぐっすり みつお君の肩を借りて寝てしまった 「……みい、起きて 」 ーーハスキーボイスが心地よい振動を頬に与えてくれた 目覚めたそこは、ーーー海? 優しくエスコートされ車を出る 海岸線の綺麗に舗装された道に 大きな船が停まっていた ーー『タイタニック号?』 豪華客船に私の手を取り歩いてくみつお君… ―――――――マジ? 船の入り口で、従業員?らしき人が丁寧に挨拶をしてくれ、あっさり通される  人間って驚くと声出ないんだなあ… 黙ってついていく 船内は、豪華!ほんとにっ!凄い 廊下だってふかふかの絨毯が敷いてあり ここで、私寝れるわっ! キョロキョロする私を お洒落な外観の部屋へ招き入れてくれるみつお君 そこは お店やさん? 大理石の床にカウンターがありいくつものドアがある ーー???美容室? 奥から女性が出てきた 和服美人『ユキ』さんだったーーー 「お待ちしてました!お久しぶりです 美依さん」 「ご、ごぶたさしてます え~と…?」 くすくす笑うユキさん 「光雄さん、美依さん確かにお預りしました」 「うん よろしく みい、後でな?楽しみにしてるよ」 なんの事か さっぱりわからない 部屋から出ていくみつお君を心細く見送る ユキさんが、ニッコリすると…奥に連れていかれた
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