シンデレラレッスン11

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奥の部屋はエステと美容室が合わさったような空間だった ユキさんは、数名の女性になにやら支持をすると消えていった それからは、サウナだのマッサージだの色々な液体を塗りたくれる私は リョウ君と小さい頃見た『カ○○ライダー初期版 』の人造人間に改造されるシーンを思い出し ゾッとなった でも、その後に、ネイルにメイク  髪をセットしてもらい  ふわふわのドレスを着せてもらった時には 状況がわからない割りに テンションがかなりあがってしまった 「あら、可愛い~!」 ユキさんが現れて、私を鏡の前に連れていってくれた わあ……… どうしよ…自分じゃないみたい メイクはナチュラルだけど 目元が強調されていつもより大人びて見える ふんわりセットされたショートボブの髪型に、薄い水色の胸元が少し開いたふわふわのドレスによく映えている じ、自分みて照れるなんて どんだけナルシーなんだ! 「ユキさん?あの…これはどういう事ですか?」 「今日は、『神宮寺家』主催のパーティーです」 げげっ『神宮寺家』~! 一気にテンションが下がる くすくす笑うユキさん 「といっても、関連会社の御家族も招待した『納涼会』みたいなものです 神宮寺からは奥様しか来ませんから、気楽に楽しんでくださいね」 っていってもなあ~! 眉間にシワを寄せる私 「みい、どうした?」 「……………………?」 白いタキシードを着たみつお君… まさに、『 王子様 』だった……
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