シンデレラレッスン11

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プールサイドに座る私…… プールの中にいるみつお君と目の高さが一緒……………… 「ごめんね?みつお君…」 しゅんとする私… 「みいは、俺と一緒じゃなきゃプール禁止な?」 は~いと小さい声で返事をする ―――――――ツツツツって みつお君の指が私の鎖骨を撫でる 「なあに?…………」 身体がビクって震えた みつお君の目線と指がそのまま 「ネックレス…とったの?」 「うん…水に濡らすの勿体なくて 駄目だった?」 黙っているみつお君に不安になってくる 「みつお君?」 彼の顔がゆっくり近付く 鎖骨の下に唇がつく いつの間にか逃れられないように その腕が背中にまわっていた ちゅっと水音の後にチクンとした感触 な……に? 「見れない?」 じゃあ、といって左の膨らみに同じ事をした ーーーーー!? ゆっくり離れるみつお君… 胸元に赤い跡が残ってた 「これが、キスマークだよ?みい」 爽やかに笑うみつお君… 決して爽やかな事してないよね? 「は、離して?」 私を見つめるみつお君の目が 知らない男の子みたいで居心地が悪いよ 「やだ」 その綺麗な顔を少し傾けて ゆっくり近付いてきた 綺麗……と思いながら私はそっと目を閉じた
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