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教室の戸がガラっと開き
｢お待たせっ!みい｣
ジャージ姿のまま
みつお君が入ってきた
｢おかえり～いつもより早くない？｣
｢ん～ 雨降ったから外周なくなった｣
そういいながら、私の荷物をまとめて
持ってくれる
｢荷物いいよ…いつも悪いし｣
いいって 放課後の委員会の仕事
いつもみいにさせてるからと
いつも家まで送ってくれ
荷物を持ってくれる
｢みいが待っててくれるお礼だよ｣
右手に温もりを感じる
みつお君が手を繋ぐと
『帰るよ』 と
いつもの合図だった
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