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立食形式のパーティー
沢山のご馳走に目が輝いてるみい
「ねえ、みつお君?
マナーとかあるの?」
「細かくは色々あるけど
今日は家族連れも多いし
楽しめばいいんだよ」
そう言って、みいの口にイチゴを入れた
リラックスすると
俺とユキさんをあやしい顔でみる
親子関係疑ってるのか?
たしかに、俺はユキさんに育て
られたから似てるかもなあ……
母親は今日の俺の出現に
マズイ顔して逃げ回ってるし
一応否定しつつ、俺達の世話を
焼きたがるユキさんを追い払う
ために『哲っちゃん』のこと
みいに教える
「ええ~哲っちゃん~?」
うん、いいぞ!
みいナイスリアクション
赤い顔してユキさんが居なくなった
ユキさんと哲っちゃん…
俺の担任で部活の顧問
俺の親代わりのユキさん
二人は俺の編入時から話す機会が
多かったんだろう
豪快だけど包容力がある哲っちゃん
心配性のユキさんが惹かれるの
に時間はかからなかった
時々、俺の部活見に来てるけど
『誰』見てんだか……
哲っちゃんも、チラッと見てたしな
俺一筋で33才になったユキさん……幸せになってくれよ?
二人だけになったけど
浮かない顔してるみい
周囲の俺を見る目を気にしてるのか?
意外だな…周りの目
あんまり気にしない子なのに…
だけど、今日はみいを楽しませせなきゃな?
行きたかったプール
連れていってやるよ
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