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時刻は4時30分
雨が降っているとはいえ
6月の夕方はまだ明るい
傘を差して歩道側を歩いてくれる
優しい みつお君
中学二年生という微妙な年齢
(自分でいうのもおかしいケド)
いつも一緒にいる私達に
不思議と、周囲が何もいってこなかった
特に男子は幼い頃から知ってるだけに
茶化されないかと不安であったが
ごくごく自然だった
みつお君の人徳なのか
私の色気が足りないのか…?
いやいや とにかく
今はこのままがいいな
友達は沢山いるけど
『腹心の友』
つまり、マブダチ?
私はみつお君に対して
そう感じていた
「ハラヘッタ~」
腹心の友のハスキーなボヤキが
聞こえてきた
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