王子様の課外授業6

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いつの間にか演奏が終わっていた 「みつお~帰ろうぜ~…ん?どうした?」 瓶の中の液体を、ゴキュゴキュ飲み干すリョウ君 「スゲー 感動した 」 うんうんと頷き 「当たり前じゃん オレ天才だしな~」 …………自分で天才言うんだ 「それよか、早く帰んねーと喰われるぞ?」 ん~?とリョウ君の目線の先には涎垂らしたメス達がいた 『おわっっ』 逃げる様に外に出るが、リョウ君は店のドアを開けて中にいる女達に 「オレ、たまにここの店くるから またよって?」 スマイル営業をしてドアを閉める 中から「ぎゃ~~~!」と獣の咆哮らしき雄叫びがした 「………ねえ、リョウ君今日はマスターの奢りでいいの?」 「いんじゃね?機嫌よかったし…つーか珍しいぜ?ケチなオッサンなのになあ……」 チラっと俺見て含み笑いをする ――――――なんだ? 「みつお~一人であの店行くなよ?ヤられちゃうよ?」 ―――――は?誰に俺は命狙われてんだ?    (神宮寺一族は常に狙ってるか) 「マスター、お前みたいな綺麗な顔タイプだからな…気をつけてね?」 ギャハハハッと笑うリョウ君に笑えねえ ―――――マスター……アッチの人なのか… 「みつお~今日、オレん家泊まれよ」 ………うん あんがと 時間は夜9時 倉田家の和室から光りが洩れてる 『みい、頑張ってんな   明日からは、俺も頑張るからな…』 リョウ君の家でチャーハンご馳走になった いつも一人で食ってるのか…… 「リョウ君……亜依さんに言葉で 自分の気持ち伝えるの難しかったら 『 歌 』聴かせてやれよ 惚れ直すぜ?絶対!」 ーーーそんな恥ずかしい事できね~! って赤くなってた  亜依さん、喜ぶよ?
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