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スズカゲ受験やめる?
考えた事なかった………
だけど…受かる自信はない
『やめていいの?』
元々、哲っちゃんが言ったように
制服が可愛い事と行ける高校がなかったからスズカゲにしただけだった
今は…………?
一生懸命教えてくれるみつお君
応援してくれる人達もいれば、バカにする人達
見返したいから…?
……………………………………違う
「先生、私『スズカゲ』受けたい!
今迄、こんなに頑張った事無かったの
辛いんだけど、楽しくて……
よく、わかんないけど…
駄目かも知れないけど、もう少し
……ガンバリタイ 」
真っ直ぐに哲っちゃんをみる
ニヤリと笑う哲っちゃん
「倉田~?お前…可愛いいのな?」
ーーーーーはあ?
「まあ、頑張んな?前言ったろ『後の事はそんとき考える』今は…出来る事しろ?」
「哲っちゃん…先生っぽいね?たまに」
照れ隠しでいうと
あ¨あ¨~?と凄まれた
優しい哲っちゃん
ユキさんと上手くいってんのかな?
聞くわけにいかないよなあ~!
あっそうだ!………うししっ
「ねーセンセ~?」
なんだあ?
とフキゲンそうにしてる哲っちゃんの耳許でコソッて話す
「キスマーク、ついてるよ?」
ーーーここに~
って…ジャージの襟元の首筋をツンツンする
―――――――――――――――――――――――――
チーーーン無反応………
大人はからかえないね……
哲っちゃんが切れ長の目を甘くする
ーーン?近付いてくる顔
「興味あるのか?オレが……つけてやろうか?」
吐息が耳にフっとかかった
「きゃあ~~~~!?」
哲っちゃんを見ると勝ち誇った様に
「百万年早いぜ~倉田?」
がはがは笑う哲っちゃん
くっそ~!最低~!と喚き散らし
逃げ帰った
ーー大人をからかうのは辞めよう…
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