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みつお君が帰る迄にテキストを進めた
遅いなあ………
先、お風呂入ろうってドア開けたら
下着姿の亜依ちゃん
ーーーごめんっていって閉めようとしたら
みえた…………
亜依ちゃんのカラダ中の赤い跡
あれは『キスマーク』だ………
付けたのって…リョウ君だよね
なんか、生々しいんだけど
赤くなって逃げた
姉のって複雑だわ……
でも、リョウ君と上手くいってんのかな?
よかったね……
だけどお風呂上がりの亜依ちゃんは、とってもフキゲン!
話しかけても無視だし、冷蔵庫乱暴に閉めてる
段々、イライラしてきた
「何?亜依ちゃん?言いたい事あったらいえば?」
……………………………………………
「最近、亜依ちゃん機嫌悪くない?」
そうだ!遅くなったりお泊まり多くなって機嫌も悪いし不良になったの?
……………………… 「うるさい!」
―――――――え?
乱暴にグラスをキッチンに置くと亜依ちゃんが近づいてきた
「アンタさ、お風呂入る時ノック位しなよ?みつおだってキチンとしてるよ?ガサツすぎなの!」
なんだ?
大体アンタさ~!と私に対する不平不満が炸裂してくる
「待ってよ!亜依ちゃん!怒ってるの……もしかして『キスマーク』見られたから?」
―――――――――――バチーン
頬が赤くひりついた
何で? こんなの八つ当たりじゃん!
―――――――――バチーン
亜依ちゃんの頬に同じものをかえした
―――――――――――――ガタガタガタ
亜依ちゃんが私を押してイスにぶつかりそのまま床に倒れた
それが合図で、私は亜依ちゃんに掴みかかった
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
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