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―――――ハ.ナ.レ.ロ!!
バリバリとみつお君に引き離され
私と亜依ちゃんはみつお君の両腕に
それぞれ、首をホールドされた
……………く、苦しい!
ジタバタしてる亜依ちゃん
「亜依さん?頭冷やしな」
ホールドされたままみつお君に喰ってかかる
「何よ!!みいの肩持って!」
「そうじゃねーけど、落ち着けよ!」
うるさい、うるさいって暴れてる亜依ちゃんの体が後ろに持ってかれた
「な~にやってんの?オマエ………」
―――――――リョウ君が呆れた顔して亜依ちゃんの身体を拘束した
「……………何で?」
亜依ちゃんがお化けでも見る目でリョウ君をみていた
「何でって………みつおから『キョウダイ喧嘩』してるって電話あったから来たんだけど?」
「で、デートなんじゃないの?」
亜依ちゃんがくちを尖らす
はあ~~?って呆れるリョウ君
「誘われてたじゃん!」
「まあ、誘われたけど断ったぞ
何?オマエ……ヤキモチか?」
ニヤニヤするリョウ君
っつーか、それって完璧に八つ当たりじゃん!イラつくわ~!
みつお君にホールドされたまま、喚く私の首がキュッて締まる
苦しい~!って
「ヤキモチじゃない!」
亜依ちゃんがリョウ君から離れようとジタバタする
「リョウは、女だったら誰でもいいんでしょ!?もう、私に関わらないで!」
――――――――はあッとため息をつくリョウ君
「……………何度いったら伝わるんだ?
オレは亜依が好きだ!小さい頃からずっと―――――オマエだけだ……」
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