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「…………し、信じられない!離して!」
亜依ちゃんはリョウ君から逃げようとする
感動の告白に、何いってんの?
「何、意地になってんの?亜依ちゃん!リョウ君を、好きな人一杯いるんだよ?……だったら、私貰うからね!?いいの?」
――――「オイオイ……」とみつお君の声
「いいよ~?どうぞ、どうぞ!その代わり、みつお貰うからね!」
――――「コラコラ……」とリョウ君の声
ーーーーー
それからは、御互いに拘束されたまま口喧嘩
呆れるみつお君とリョウ君
「………………ふんっ!みいなんて、おバカの癖に!『スズカゲ』本当に受かると思ってんの?……
笑っちゃう……………………」
――――――パチン
亜依ちゃんがビックリしてリョウ君見ていた
頬っぺたを押さえながら………
「亜依、それ反則……オマエ退場な?」
そう言って、リョウ君はうなだれている亜依ちゃんを二階に連れていった
みつお君は、私を和室に連れていった
…………………………………………………………
みつお君は
「わかってるよな?『売り言葉に買い言葉』本心じゃないの」
そういってポロポロ泣く私の頭をゲンコツした
「お前も、結構言ってたぞ?……誰でも触れて欲しくない部分あるだろ?それに……………」
オデコをこつんて合わせるみつお君
「スズカゲは『絶対受かる!』
俺を信じて?……みいなら、必ず受かるから」
みつお君が言うと
そうかなあ~って思える
うん……………頑張るよ
ニコッとする私に
そっと、優しいキスをくれた
みつお君……………………ありがとう
―――――――――――――――――――――――――
その後、リョウ君と一緒に泣きながら亜依ちゃんが誤りにきた
『ごめんね』…『私もごめんね』
二人で泣きながら仲直りした
その日は、お母さんが帰ってきたら、めちゃめちゃなリビングをみてビックリしていた だけど、ひさしぶりにリョウ君がいて喜んでいた
夕食は五人で食べた
亜依ちゃんが、リョウ君の大好物のエビフライを自分のお皿から一本、リョウ君のお皿に入れてあげてた
照れくさそうな亜依ちゃんを
リョウ君が嬉しそうにみていた
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