297人が本棚に入れています
本棚に追加
季節は12月になり、流石の私もプレッシャーで胃がキリキリしてきた
甘いの食べて癒されよ~と冷蔵庫に入れてた『マイプリン』を食べようとしたら……ない!!!!!!!
みつお君………たべたな~~~!
「みつお君どこ~!?」
リビングを見渡すけど、ソフアでくつろぐお父さん(私の受験で春まで帰ってきた!ヤッホー!)
キッチンで夕食のかたづけしてるお母さん
ってことは?………洗面所から歯を磨きながら飛び出すみつお!
「待ちなよ!みつお君!食べたデショ?私のプリン!」
みつお君は、掴みかかる私をかわして、お母さんの後ろに逃げ込んだ!
おのれ~!卑怯ものめ!お母さんは、みつお君にめちゃくちゃ甘い!
私は、お父さんに泣き寝入り「みつお君が~!………」って訴えた
お母さんの後ろで『チッ』って顔してるみつお君に
「みつお~!勝手に食べるなよ~!」
と、新聞読み始めた ……それだけか…?
意地ける私に、『はい』ってアイスくれるみつお君
機嫌が治った私は、その後みつお君とソフアーでDVDをみた
みつお君の肩に頭を乗せて見ていると
「お前ら、近すぎだ~!」
ってお父さんが私の隣に座って、頭をグッて自分の肩に乗せる
うん、お父さんの肩も気持ちいい~!
勝ち誇った様に笑うお父さんに、みつお君が怨めしそうに見ていたのは、気付かなかった
「亜依は、今日も遅いな…」
フキゲンそうなお父さん
「大丈夫だよ?リョウ君と一緒だもん」
はあ~とため息つくお父さんは、私の頭をナデナデしてくれると、
「美依、今日はお父さんと一緒に寝ような~?」
うん!やった~!お父さん~大好き~
「あ~、すみません!無理です 休憩終わったら、確認テストあるんで……」
―――――――――チッ
お父さんが、怨めしそうにみつお君をみているのは
わからなかった………
最初のコメントを投稿しよう!